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1.TOKYO企業情報との出会い
将来の会社経営に悩む後藤氏。ホームページで偶然見つけたTMAC

横浜市で特殊塗料の輸入販売会社を経営する後藤幸一は悩んでいた--

25年前に脱サラしてはじめた後藤商事は、いまや年商12億円、社員30名を抱える中堅企業になった。低迷する経済環境のなか、後藤商事の取り扱う特殊塗料はニッチな市場にあって収益を維持し、極端な価格競争には巻き込まれずにきた。

輸入元は台湾のメーカーで、このメーカーから安価で安定した数量を輸入できることが、後藤商事の大きな強みのひとつである。

そんな会社を率いる後藤も、今年で66歳になる。 自分のすべてを注いできた会社と、一緒に汗水たらしてきた30名の従業員に対する愛着は、言葉にならないほど強い。 一方で、苦労をともにしてくれた妻と「世界中を旅したい」という、長年の夢を叶えたい気持ちも年々強くなってきた。 後藤にはもうすぐ40歳になる息子がいるが、大手企業に勤めていて、後藤の事業には関心がなく、会社を継ぐ意思はないようである。

ある朝後藤は、新聞の見出しに「中小企業のM&Aが活発に」という記事を見つけた。最近よく耳にするM&Aという言葉をインターネットで検索してみると、「TOKYO企業情報株式会社(TMAC)」という会社を見つけた。 TMACのホームページを見てみると、そこには「企業の経営に悩むオーナー様へ」という言葉が・・・

ホームページを読んでもよくわからなかったが、とにもかくにも、電話をしてみることにした。電話でおおまかな事情を話すと、すぐに会いたいとのことである。

会社では従業員の手前都合が悪いので、TMACに行って話をすることにした。

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