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【用意するもの】
会社案内(概要がわかるもの程度)
【締結する契約】
機密保持契約の締結

後藤がTMACに着くと、TMACの新田会長と古川社長が待っていた。 新田会長は後藤と同世代で、これまで40年以上を金融や証券、M&Aの世界で過ごしてきたという。古川社長はふたまわりほど若いが、この10年以上をM&Aとともに過ごしてきたらしい。
後藤はふたりに、後藤商事についてや業界と事業の特性、会社と従業員に対する思いについてなどを1時間近くかけてゆっくりと話した。
後藤が話し終えると、新田会長は口を開いた。「一代でこれだけの会社を作られて、大変なご努力をされてきたと思います。大切な会社と従業員の方々を思うと、将来に不安をお感じになるのも理解できます」
「もし事業の譲渡をお考えであれば、御社と一緒にやってみたいと思う会社は数多くあると思います。ゆとりある第2の人生を楽しみたいという後藤様のお気持ちと、安心できる第三者に経営をまかせたいというご意思のふたつを満たす方法のひとつとして、株式のご売却という選択肢があります」
後藤は、TMACとの間で機密保持契約を締結し、後藤商事に関する情報を開示することによって、どのような可能性があるのかを検討してもらうことにした。












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