TMAC

5.候補先の情報入手

【用意するもの】
税務申告書、資産・負債の明細、社内規程などの詳細な会社の情報

【締結する契約】
機密保持契約の締結

1社の候補先が見つかる。今からM&Aが動き出すのだ

東京建材は、後藤にとっては名前を聞いたことがある程度で、事業内容や会社の中身はまったくわからない会社であった。 大事な自分の会社を、どこの誰だかわからないところに譲り渡すわけにはいかない。そのような不安を察してか、TMACは東京建材に関する概要・業績・企業理念・最近のニュースなどをまとめた資料をくれた。

資料によれば、東京建材は売上高150億円の上場会社で、毎期安定した利益をあげている。後藤商事より少し古い30年前の創業で、創業者の息子が、現在代表取締役社長を務めている。 資料を見る限りでは、企業理念もトップの考え方もしっかりしていて、まずは信頼に足りる会社のようである。

「よろしければ東京建材とTMACとの間で機密保持契約書を締結し、御社の資料を開示させていただきます。今後、東京建材から追加の資料の依頼や質問事項などがでてくると思いますので、その都度ご対応いただけますか」 TMACの古川社長の言葉に、いよいよM&Aのプロセスがはじまるのだと、後藤の決意も固まってきた。 後藤はTMACからの資料のリクエストを受け、税務申告書や社内規程、借入金の明細などの資料を提供した。

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