4. 候補先とのコンタクト
コンタクト先とのミーティングメモ 「見送り」の文字が連なっている...
TMACとアドバイザリー契約を交わして数日後、「ミーティングメモ」というタイトルで、早速最初のコンタクト結果が送られてきた。
「20XX年6月1日10:00~11:00 場所:関西物産会議室 相手方出席者:代表取締役社長 山元和樹氏」 最初に、匿名ベースの案件概要を提供し、本件について概要を説明しました。簡単な質疑応答の後、山元社長のコメントは以下のとおりでした。
「規模は大きくないものの、非常にいい会社だと思います。ただ、当社はこの3年間“選択と集中”をテーマに事業を見直しており、塗料部門は縮小傾向にあります。 従って、再び塗料事業に注力することは考えておらず、大変いいお話ではありますが、本件は見送らせていただきたいと思います」
その後も、コンタクト先とのミーティングメモが次々と送られてきた。「収益性は魅力だが、規模が小さいので取り組めない」「当社の事業とのシナジーがイメージできない」などの見送りのコメントが続く。
そんな中「中堅建材メーカーの東京建材が関心あり」との連絡が新田会長から入った。 「当社は特殊ガラスやサッシ、外装材などを製造販売しているメーカーですが、一部で輸入販売もしており、塗料にも関心があります。ぜひ検討させていただきたい」とのことである。